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「TPPと国民生活、農業食料」講演のまとめ
昨日の農業振興大会の続き。
大妻女子大学社会情報学部 田代洋一教授の講演でした。
TPPとは?
貿易自由化(関税・非関税撤廃)の方法のうちの1つ。
・WTO → 食料安全保障などに配慮するが、153カ国が参加しているためまとまらず。
・FTA → 2国間で行う。90%以上関税を撤廃。ただ例外を認めるため完全自由化ではない。
・TPP → 例外を認めない「究極のFTA」完全自由化(10年以内に)
TPPで日本経済はどうなる?
・食の安全性が問われなくなる(緩くなる)、食料自給率の壊滅、安全性の崩壊
・医療に株式会社が参入→平等な医療が受けられなくなる
・自動車、電機、機械はグローバル企業の利益に → トヨタのためのTPPに?
・農林水産業 生産減少量の多い順に減少していく ↓
米90%、牛肉75%、豚肉70%、牛乳製品56%、鶏肉20%・・・食料自給率は13%に
ちなみに野菜の関税はもともと5%なので影響は小さいと思われるが、
皆が野菜や園芸にシフトする可能性があるので、過剰生産になるかも。
・雇用問題など他もろもろ
TPPをどう跳ね返す?
・農業やJAだけが反対しているという現状を跳ね返し、全国民的問題だということを
認識してもらう。農業問題ではなく食料問題だということ。
・日本の農業再建の道筋を明確に。
TPPに参加しなくても日本の農業は自滅するだろうという考えに反論できるような対策を。
→ 世代交代、担い手育成、新規就農者対策、集落営農など!
・若い層から食料消費が減るのを食い止めるには?
→ 学校給食、食育、地産地消、直売所、アンテナショップなど!
とこんな感じですかね。
本当は、日本とアメリカ、中国の政治的関係がTPPの理由だっていうことを長々とおっしゃっていまし
たが、まとめずらかったので書きませんでした。すいません(^^;)
とにかく農林水産業の問題ではない!全国民的問題なのですね!
TVではTPP反対=JAとなっているように感じますが・・・
このような講演のようにTPPを詳しくいろんな方が説明して、それが国民の目に耳に届くことが大事
だと思いました。報道は大きいですよね~。
農業もTPPうんぬんかんぬんではなく、元から危ういんだから皆で対策を!ということ。
家族がいるんだから、なるようになれ!的な考えではダメだと思います(・-・)!
小さくても自分なりに考えて行動を、今するべきではないでしょうか・・・
今回の講演は田代教授でしたが、他にもたくさんの方がTPPについて講演を行っています。
その人によって話すことや、意見が違うのでいろんな方の講演を聞くのがいいかもしれません。
1つだけでなく、様々な情報を得た方がいいと私は思う~(^^)
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