GREEN GIFT Blog
Blog Menu
アグリトップランナー育成研修会
水曜に雨だったので夫婦で千葉のアグリトップランナー研修会に参加してきました。
3回目の会だったので、講義は株式会社FTPSの徳江代表取締役。
FTPSは有機やオーガニック主体で、生販コーディネーターとして生産者と1つになり販売等を
行っています。
・農業を行っていくにあたって時代の価値観を考える必要がある
1962年の公害問題から始まり、環境問題→チェルノブイリ原発事故→環境ホルモン問題→
BSE→雪印→産地偽装→添加物→中国残留農薬→無登録農薬→東日本大震災が現在。
その中で有機の原点が生まれ、顔が見える野菜などが重要視され始めた。
農業をやるにあたって、当たり前のことを当たり前として広げる必要があると。
農業や食品分野における法整備も頭に入れておく。
・農業経営を考えるキーワード
1、自分で価格を決め、販売する→ 経営の基本
2、人、技術の継承、品種の選定→ 農業の継続
3、土は資産、土地畑は資産ではない→土づくりで持続的農業が可能に。
4、安全環境品質→ 消費者の信頼、ブランド確立
5、地場流通か全国流通かを決める→ 小規模か大規模か
6、適地適作、適時適穫→ おいしさ優先、経費節減、エコ
7、産地リレー→ 生産者の連携
8、自らを伝える道具→ 表示認証マーク、マーケティングの基本
9、プロダクトアウトとマーケットインの真ん中→ 消費者のニーズに応えるばかりじゃなく、消費者にも農業という仕事を理解し納得してもらう
10、一束いくら?ではなく、反あたりいくら→ 年間収益計画
11、日当平均出荷額の維持→ 年間収益計画
12、中間流通をねらう→ 中間流通無用論は幻想
13、生・販コーディネーター(生販同盟、農商同盟)→ 作りたいものをつくり、売れるものを作る
14、販路別、用途別フードチェーン→ 売り場とのマッチングと安全安心管理
上記が徳江さんが考える農産物流通の未来図、何を作りどう売るか。
納得する点がいくつもありました。
結局強く言いたいのは12~14の生販同盟のこと。
このことについては後日またまとめます。
他にも、農業にはいろんな種類があって、負の連鎖から抜け出す
には家庭菜園レベルから考えていかなければいけないというようなことをおっしゃっていました。
成功している方は、ゴールはなく常に時代に沿って消費者、
生産者、中間業者をよくしていこうと考えていらっしゃいます。
今までいくつか研修に行きましたが、どの会社の社長も、
うちとはやり方が違っても信憑性のあることをお話されるので
引き込まれます。
もっともっと勉強しなければいけません。
こせがれネットワークの宮治豚の宮治さんも、
今この状況で現状維持は死あるのみ。とおっしゃっていました。
ちょっと言い過ぎですがわかりやすいですよね。
それから経営者は常に勉強することを怠ってはいけないと。
講義される方たちのお言葉、身にしみて、引き締まります。
今までと違って、生産者が中間業者(卸)に値段を叩かれる時代は終わった。
これからは生産者が中間業者を育てていく。
お互いがよりよい関係で信頼しあい、消費者に生産物を提供する。
また、消費者にも生産状況や野菜作りの事情をわかってもらい、知識を持ってもらう。
生産者、中間業者、消費者が正しい知識を持ち、連携することが
重要になってくるとすごく感じました。
- コメントを残す
- Prev
- 魚のあら おすすめ☆
- next
- ネギ料理DAY